ステンドグラスに挑戦

キレイだったのでステンドグラスに挑戦してみた

ステンドグラスと聞くとたいていの人は、教会にある色とりどりの模様のガラス窓を想像するでしょう。私もそうでした。

 

ステンドグラスは、建築物に含まれるもので、身近なものというイメージは全くありませんでした。
初めて身近に感じたのは学生時代に短期留学したアメリカのホームステイ先です。日本では目にしたことのないものが、家の窓にぶら下がっていたのです。

 

ホームステイしたいた家は小さな子供がいたのですが、子供部屋の窓に飾ってあったのがサンキャッチャーというものでした。
色ガラスを組み合わせて動物や果物、花など簡単なモチーフになっていて、太陽の光に当たってとても綺麗でした。私は近くの雑貨店で幾つか自分のお土産として買って帰りました。

 

ステンドグラス教室に通うことになったきっかけは、フリーペーパーで見つけた教室案内でした。そこに「ステンドグラスでサンキャッチャーやランプを作ります」という言葉があって、初めて自分でも作れることを知ったのです。

 

さっそく説明を聞きに行って実際に生徒さんが作った作品を見せてもらい、すぐに入会申込みをしました。当時はステンドグラス教室はメジャーではなく、大阪でも数件しかありませんでした。そのうちのひとつが池田市にあった教室でした。

 

先生は実家がガラス店で稼業の傍らアメリカでステンドグラス技術を学び、自分でもアトリエを持っていました。教室で教わったのはステンドグラスの代表的な二つの技法です。一つはケームというH型の鉛線を使ったもので、ガラスのピースをそこにはめこんでケームを縁取っていき接合部分を半田で接着する方法です。これはパネルタイプで教会の窓ガラスや住宅のドアにはめこんだりするものです。

 

もう一つはガラスピースの周囲にこぱーテープという銅のセロテープみたいなものを巻いて、半田でつなぎ合わせていくティファニータイプの技法です。こちらは平面でも立体でも作れます。ランプシェードなどはこの方法で作ります。

 

最初はガラスを切る練習から始めました。ダイヤモンドカッターで切りやすいすりガラスをまっすぐ切る練習です。定規をあてて適度な力を入れて切れ目を入れると、キリキリという心地よい音がして薄い線ができます。後は軍手をはめた手で両方から軽く力を入れると、せんべいを割るよりも簡単にガラス板が割れます。心地よい音になるまでには、何度も練習が必要でした。初心者は綺麗に真っ二つに割れずに苦労します。

 

最初は簡単なサンキャッチャーや、壁掛けのミラーなどから作品作りをします。型紙に合わせてガラスをカットすることも大変ですし、半田づけも初めての体験でなかなかうまくできませんでした。少しずつ複雑なデザインのものに挑戦し、段々面白くなってくると材料となる板ガラスも自分好みのものが欲しくなります。30cm角で一枚数千円という高いものもありますが、光が当たると見事な光沢と深い色合いになるので、それ見たさに一所懸命制作に励んでいました。

 

絵のセンスも必要ですし、材料費もかかる習い事ですが3年ほど続けました。ステンドグラスを一度体験すれば、色ガラスの魅力に誰もが取りつかれると思います。

 


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